エミネム元スタジオ従業員、未発表音源の販売で有罪を認める
2007年から2021年までミシガン州ファーンデールにあるエミネムのスタジオで働いていたジョセフ・ストレンジが、未発表の録音を複製・販売した罪を連邦裁判所で認めた。量刑言い渡しは2027年1月27日。

ミシガン州ファーンデールにあるエミネムのスタジオの元従業員、ジョセフ・ストレンジが2026年10月22日、ミシガン東部地区連邦地裁で、このラッパーの未発表音源を複製して販売した罪を認めた。Paste Magazineが引用した司法取引の合意書によると、ストレンジは2024年に複数の楽曲を売却し、約5万ドルの収入を得た。この罪の法定刑は最長で禁錮5年。
司法省が示す行為の内容
ストレンジは2007年から2021年まで同スタジオに勤務していた。司法省の発表によれば、業務にはエミネムの音源を保管するコンピューターシステムの構築や運用の補助が含まれ、制作途中の楽曲が入った非公開のハードドライブにもアクセスできた。
同省は、ストレンジがこれらのファイルのうち少なくとも10点を自分のドライブにコピーし、エミネムに無断でオンライン上の購入者に売ったとしている。検察はファイルの総額を75万ドル以上と見積もる。また政府は、盗品だと判明する前に、購入者側が録音を商業リリースできる状態に整えようとしたと主張している。
有罪答弁後の発言
司法省の発表で、刑事局のA・タイセン・ドゥーバ司法次官補は、ストレンジが「信頼される立場を悪用した」と述べ、その行為は「法的権利と芸術的権利の双方を損なった」と指摘した。さらに同局は、知的財産の保護と、こうした犯罪の抑止・摘発に向けた法執行機関との連携に引き続き取り組むとした。
ストレンジの弁護人ウェイド・フィンクは、答弁後に声明を出した。Pasteが伝えている。フィンクは「ジョー・ストレンジは善良な人物で、この件で子どもたちは深く苦しんできた」とした上で、「ただ堂々と盗みを働いたというより、はるかに複雑で微妙な事案だ」と述べた。
Pasteによると、エミネム側は有罪答弁へのコメントを出していない。
今後の見通し
ストレンジの量刑は、2027年1月27日に連邦地裁で言い渡される。
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